Toshio Uekiのダンス・バレー#10レポ完全版!

オランダで毎年8月に開催される夢の巨大フェスティバル、『Dance Valley』を10周年にして初観戦。その模様を完全レポートっす。
前日にチケットが足りない事が判明し、当日朝からアムステルダム中心部のレコ屋へ(11時。ちなみにこのイベントは朝11時から夜23時迄のデイ・パーティーです)。まずは老舗のMid-Townレコード。「ダンスバレーのチケット?もちろんないよ。ダフ屋出てるぐらいだし」との非情なお答え。いきなりお先真っ暗、嗚呼何のためにここまで来たんだか・・・しかし、他のレコ屋へダメもとであたってみるとなんとチケット販売中とのこと。ヤ、ヤ、ヤッター行ける。早速そのMid-Townから歩いて数分のレコ屋、Dance Tracksにて無事ご購入(ここは当日にも関わらず結構チケット持ってた。ちなみに65ユーロ)。ホッとした頃、シスコ・ヨーロッパ、ミミさんの携帯にDance Valleyのお偉いさん、Adelからメールが。「ゲスト取れたよ」、っておい!(ここで既に昼12時過ぎ)。急ぎ足でアムステルダムの中央駅へ移動。約5分の隣駅Amsterdam Slotedijk駅へ。北口へ出て右手の階段を下りるといるいる、若者うじゃうじゃ、シャトルバスを待つ大勢の人々。結構スムーズに乗車〜交通規制のおかげで20分程で会場へ。おっ、聴こえる聴こえる。下っ腹に鳴り響く聴き覚えのあるビート、こりゃアガルぜ〜!って思いを打ち砕くかの如くエントランスまでの終わらない道。軽く2.30分歩かされた後、ようやく入り口周辺へ(13時半)。が、ここでまたもや足止め。170人のDJ+関係者のゲストリストで前に30人ぐらい並んでるんだけど、ぜーんぜん進まない。日本と違って受付けの人も知るかって感じでの〜んびり。軽く1時間程並んでようやく会場入り(14時半)。

はっはっはっ、こりゃでかい!っつーか人の海。例えて言うなら正月の明治神宮でサッカー・Wカップの決勝戦やってるみたいな感じ(←どないじゃ)。会場入り口周辺のテント群でざっと数万人、更に奥に上がって『Main Stage』、そして一番奥、つまりシャトル・バスを降りた時に聴こえた音がここ、『HQ』で各2、3万人、トータルで8〜10万人はいるぞこりゃ(少なくとも僕にはそう見えました)。
気後れしつつも早速リサーチ開始。まずは戻って巨大スマイル・マークが目印のトランス系『Eurogrooves』からRank 1のDJセット。走ったビートに哀愁のメロディが絡む定番のダッチ・サウンド。しばらく揺れて踊ってたんだけど、他が気になるので移動。テクノ系『Tech House』テントへ。Ben Simsがスクラッチ、カットインを使ったトリッキーなプレイ。この人の作品同様にファンキーなスタイルでかなりの好印象。
でまだまだ他が気になって移動。『Concept』テントでは『Wire』でもお馴染み、Monika Cruseが、『Loveland』テントではハウス大御所Todd Terryが、『Armada』テントでは早速Armin Van Buurenが6時間セットを開始、って腰据えて踊るのがほぼ不可能な状態。『Main Stage』に移ると15時前よりJohn Digweedがスタート。笑っちゃうぐらい人いるんだけどJohnさんはじわじわと独特のグルーヴでサウンドを構築。さすが違いますな〜と関心しつつもプログレッシブハウスは本職じゃないのでタコスを食べつつ『HQ』へ。フェロモンむんむんのおネーさま、Lisa Lashesが既にPlaying。バンギンなUKハードハウスでテンションをキープしつつ、Paul Glazbyへ。この辺りで日本からYojiを追っかけ三千里、の友達10人組と再会したのでしばし休憩。それにしてもこんなに知られてるフェスなのに思ったより日本人いないなぁ。
体力回復を確認し、また入り口までの旅へ出発。6月以来の再会となったSterling Moss、宇宙人Jeff Millsで2踊りした後Sasha〜Johan Gielen〜Ferry Corstenと続い
『Main Stage』でダンスしつつ、DJ Scot Projectで再び『HQ』にご帰還。久々のジャーマントランスのビートに陶酔、とここでようやくYoji氏とコンタクトが取れてバックステージへ。さぁいよいよこの旅のクライマックスだ。
「ごめんなぁ〜携帯忘れて連絡取れんかった」いやいやいいんですよ、って会話しつつ20時半、遂にブースに現る。とたんに観客からのもの凄いリアクション、今いち盛り上がってなかったフロアがとたんにヒートアップ。なんか日本のシーンでちまちまやってるのがバカらしくなるぐらいの衝撃。だって1万人は手あげてるよコレ。もちろん1対数万人なんだけど、全然ヨージの方が勝ってるし。”A Theme From Banginglobe”からスタートして"Samurai",Eurotrash"Get Up,Get Down","Hardstyle Disco",Overdogの新作にCoretex、で最後はMiss Distress X"House Of Pain"で完璧なる〆。一日ですっごい数のDJを観たけどやっぱりダントツ。自身の楽曲を中心とした構成力と、ビジュアル&アクション、フロアを間違いなくピークに持っていくそのトータルの力は、この世界を代表するダンス・フェスティバルの中でも群を抜いてた。前の週にUKにおじゃましてTranz@ction,Godskitchen GlobalGatheringとYojiのPlayを見たんですがそこでもそのスタンスは同じ。Playする場が大きければ大きい程、観客からのリアクションが高ければ高い程、そのパワーを吸収してデカくなってる感じ。
フィンランドのニューカマー、Proteusにバトンタッチし、皆で『Main Stage』へ移動〜Carl Coxをしばらく鑑賞の後、アーティスト専用道路でご帰還。さすがDanceValleyは噂通りアーティストのケアが万全だな。とここで23時過ぎ。その後シェラトンのスウィートルーム(!)にて軽く打ち上げ、Sterling Mossのエロトークで盛りあがりつつ解散(夜中の3時)。朝まで走ってる電車とタクシーを乗り継いでホテルに。
気絶するかの如く就寝。とまぁこんな感じで激動の一日が終了。ちなみにYoji氏は前日UKで『Godskitchen』、今日Dance Valleyで日曜は『Judgement Sunday』出演の為Ibizaへ出発との事。ほんとタフだなぁ。

総評なんですが、特にオランダ、UKはダンス・ミュージックに対する造詣が深い。みんなアーティストをリスペクトしてるし、純粋に音を聴きに来てるし、遊んだろーってのが伝わってきた、ってのが素直な印象。日本の一部に感じ取れる、音は二の次なかっこつけのクラヴァーなんか皆無でした。この冬にはDance Valley Winterも開催、更に来年は三日間って話しもあるDance Valley、最近カルチャーショックに出会ってない君は特にこりゃ行くべき、っつーか行け!って事で素晴らしい体験を過ごさしてもらいました。最後に超多忙(スチュワーデスに『私達より乗ってますよ』って言われたらしい)にも関わらず僕をケアしてくれたYojiさんにこの場を借りてお礼を。あんたは最高だよ!!



(Special Thanks to TOSHIO UEKI/text,photo by TOSHIO UEKI)
※右列写真コメントは89が勝手に書いてまーす。
日本からアムステルダムまで
アムステルダムでの交通・宿泊
会場にテクテク歩く道。ヨーロッパってこういうビビッドな色を普通に全身とか着ちゃっている。夜間作業員系(全身ネオンカラーのつなぎ)の人もちらほら見かける。なんかそれがサイバーでカコイイのが不思議。
巨大スマイルマーク!Eurogrooveエリア
メインステージ巨大セット。例年に増して派手になってる!
今年は屋根にタコとかイカとかいなかったのかな?
HQステージ側から撮影。見てよ!こんな沢山の人一緒に盛り上がって踊るんだからスゴイ!!
HQステージ。ステージでのYOJI BIOMEHANIKAの様子は近日中にオフィシャルサイトにUPの予定です〜
お馴染み、GIGAのノースリで登場!!のYOJI BIOMEHANIKA。

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